独立系の会社で働く利点と短所

世の中にシステムエンジニアは数多くいますが、中でも独立系SEと呼ばれる者がいます。これは、親会社も持たずに完全にそれひとつで経営が完結している会社で働くエンジニアのことを指します。
それに対して、メーカー系SEはハードウェアメーカーの傘下にある会社、ユーザー系SEはシステム会社のソフトウェア部門にあたる子会社でそれぞれ働くエンジニアのことを指しています。

独立系の会社で働くメリットは、メーカー系やユーザー系の会社に比べて縛りが少なく、自由度が高いことです。その収入源は主にシステム開発ですが、システムを開発するにはソフトウェアやハードウェアが必要です。
その際、メーカー系だと親会社のハードウェアを推奨されることになりますが、そういった制約は一切ありません。

また、仕事の受注に関しても親会社の意向を伺うこともなく、自由に選ぶことができます。ただし、良いことばかりではなく、もちろん親会社を持たないことのデメリットも存在します。ひとつは経営的基盤が弱く、システム開発で赤字を生むとそのまま経営危機に陥ってしまうことです。
メーカー系のようにハードウェアの売り上げが利益になることもなく、親会社からの援助もありません。

さらに、その会社の知名度が低いと親会社の金看板もないので受注自体がなかなかできません。したがって、独立系SEを目指すのであれば、そういったデメリットもしっかり認識しておくことが大切です。